お米を販売するだけでなく、田んぼや自然について
地域ぐるみで学べる場づくりを―。
そんな思いから、稲ほ舎はスタートしました。
田んぼのそばに小・中学校があり、チャイムの音を聴いて
すくすくと育つ稲たち。霊峰白山をのぞむゆたかな環境で、
人と自然がともに育つ「田んぼの学校」をめざして、
稲ほ舎のロゴマークは校章をイメージしています。
田んぼのことや自然の生きものについて、
ワクワクしながらいっしょに学びませんか。
稲ほ舎では、およそ20年前から減農薬のお米づくりに
取り組んでいます。
そうすることで、安心をお届けできるだけでなく、
減っていた田んぼの生きものたちが戻ってくるからです。
安心できるおいしいお米と、生きものすべてがよろこぶ環境づくりは、
稲ほ舎のゆずれないこだわりです。
鶏糞を微生物の力で発酵させた、カルシウム・ミネラル豊富な有機肥料は、
おいしいお米づくりにかかせません。
稲ほ舎ではアミノ酸をふくんだ鶏糞の堆肥を取りよせています。
一部の田んぼには、開発協力した金澤・烏鶏庵の烏骨鶏糞堆肥を使用。
自家製の米ぬかを使用した肥料も開発中です。自然の循環サイクルに調和した
肥料であること。さらに、お米を食べていただく方にどんな肥料を使っているか
説明できる農家でありたいと思っています。
稲ほ舎では30代からお年寄りの方まで、幅広い世代にご縁をいただき、
お米や加工品を販売しています。
このお米がどんな場所でつくられているか分かるように、
田んぼに看板を設置しました。近所をお散歩しながら、または学校帰りの
子どもたちにも「ここのお米を食べているんだ」と知ってほしい―。
それが地産地消や安心感へとつながり、さらに地元への愛着を育てる
きっかけになることを日々願いながら、農作業に励んでいます。
農業に携わっていると、地域や自然に支えられていることを実感し、
感謝してもしきれません。
そのなかで稲ほ舎ができることは、まずは田んぼを守ること。
また企業や行政とも連携し、今まで捨てていた農作物を活用するなど、
地域ぐるみで成長したいと思っています。
100年、200年後も農業を続けていくために、
生産者と日常感覚でふれあえる公園のような場所をつくり、
食べる方たちにも、農の大切さを伝えていきたい―。
そんな夢をこころに描きながら、独自性があり、
現代の食卓に合ったおいしいお米や加工品をお届けしています。